- 2023.12.06 Wednesday
下歯痛は、手の陽明大腸経
皆さん、こんにちは。
亀戸サニーデイ鍼灸院のかこがわです。
早いもので、もう師走です。
最近、歯を1本インプラントにすることにしました。
差し歯の根っこにヒビが入り、そこから感染症を起こして腫れて、治療して、また腫れてを繰り返していたので観念して抜歯しました。
抜歯した時は、結局熱がでて体重が3kgぐらい落ちるほどダウンしました。
そして先日、インプラントを埋めるには顎の骨が足りないということで、顎の骨を増やす処置をしました。
まぁこれが顔の形が変わるほど腫れて、めちゃくちゃ痛いのですよ。
この後、顎の骨が増えたらインプラントを埋める処置をする予定です。
そんななか、抜歯後、顎の骨を増やす処置の前に不思議な体験をしました。
急に左手の合谷(ごうこく)付近がピクピクと痙攣して、それが数日ほど続きました。
真夏でもないのに脱水症状か?それとも疲れが溜まっているのか??など考えてみましたが、何が原因か判りませんでした。
でも東洋医学的に考えると、合谷(ごうこく)といえば「手の陽明大腸経」のツボです。
経絡の流注的には「上歯痛は足の陽明胃経」、「下歯痛は手の陽明大腸経」なので、今回は下の歯だから大腸経の合谷(ごうこく)に反応が出たのか!?それともただの偶然だったのか??
ちなみに合谷(ごうこく)は、手の陽明大腸経の原穴(げんけつ)であり、四総穴(しそうけつ)の1つです。
原穴(げんけつ)とは、五臓六腑の病気に応じて反応が出るところなので、今回、ばっちり当てはまります。
四総穴(しそうけつ)とは、身体を四部分に分けて各部を主治するツボで、合谷(ごうこく)は面口、面目の病を治すのに使うとよいとされているツボです。
そう考えると合谷(ごうこく)の痙攣は、実に興味深い体験でした。
インプラントは、とにかく時間とお金と体力が必要ですので、皆さん、くれぐれも歯は大切にしましょうね。
深まる秋と美しきラザニアを食べられる喜び♪
- 日々の養生
- 16:42
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- by 亀戸サニーデイ鍼灸院